【18冬反省/補足】ヌマイノリティ・サポート










更新履歴
  • 2018/06/21 公開
  • 2018/05/24 試作版公開

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ヌマイノリティ・サポート~2018冬・補足記事~



はじめに

この世界の片隅からこんにちは。舞鶴の中年提督です。
本記事は「18冬イベを踏まえた中堅提督による甲向け艦隊強化案」の補足記事です。

非常に長いので、長文苦手な方はここでブラウザバック推奨です

本編記事注意事項を良くお読みの上ご利用ください。
特に私のTwitter経由以外でここに辿り着いた方はその旨ご了承ください。




本記事の主旨

主旨
1.中堅提督や後発勢による甲クリアの難しさ
「艦や装備改修などが足りず編成を真似できない時、どうしていいか分からない」
「とりあえず編成を真似てみたけど、その艦や装備を使う理由が良く分からない」
等の経験ありませんか?

中堅提督が甲勲章を取るためには、当然ですが
知識・練度・装備・改修度合いなどで上回る熟練提督と「同じ難易度」を攻略しなければなりません。

甲クリアに最も有効な対策の1つは『甲でクリアすること』だ(報酬的な意味で)」
という禅問答のような話がありますが、実際に過去の甲クリア報酬装備は強力な物が多く、
それらを持たない場合の甲クリアはハードルが高くなるのは事実です。

なんとかその差を縮めたり食らいつく必要がありますが、完璧な編成や準備が出来なくても、
やり方次第で中堅提督が甲勲章に手を掛ける事は十分可能ですし、
その過程で冒頭の疑問も解決に近づくはずです。


2.中堅提督が甲勲章を取るには

「甲勲章」を取る為に必要なもの
┣試行回数をこなせる「時間」
┣試行回数を下支えする「資源」
┗試行回数を重ねればクリアし得る「編成」

試行回数を重ねればクリアし得る「編成」に必要なもの
┣基本的な知識とルート固定、特効、ギミック他の「基礎知識+情報収集」
┣テンプレ編成を概ね再現できる「戦力準備」
「大きなミスをしないこと、艦隊の穴を塞ぐこと」

完璧な知識や準備が無くても、穴を塞ぐ事で中堅提督でも甲勲章に大きく近づけます。
この「穴を塞ぐこと」が本記事の主旨になります。

18年冬イベ事例紹介

事例の分類

冬イベで観測した事例を分類すると概ね以下の3つに大別されます。

分類
ヒューマンエラー
特に「基地航空関連」が多く観測されました。
小さなものから大きなものまで様々ですが、轟沈が絡むものもあるので怖いです。
対策としては要確認しかありませんが、完全に無くすのは難しいです。

事前準備不足
「資源備蓄」「育成」「装備入手(開発や任務報酬等)」「装備改修」「運改修」「情報収集」等が主な要因です。
事前準備とは「選択肢を増やすこと」です。今回で言えば、

武蔵改二、連合第2夜襲空母セット(瑞鳳改二乙+夜間機+夜スパナ)、二式大艇2つ以上、水戦8つ以上、特攻持ちの史実艦にCI艦の運改修…等々

この辺りを準備できたかで、取り得る選択肢の多さは大きく変わりました。

編成面の問題
「知識面の問題」と言い換える事もできます。多岐に渡りますが、特に致命的なのは「夜戦火力不足に繋がるもの」です。
そのため第2艦隊の穴を塞ぐだけでも大きく改善します。

過去イベの事例なども含めますと、中堅提督の場合は特に
「夜戦のケアがどこまで出来るか」がかなり命運を分けるように思います。


実例と改善案(1) 今回印象的だった&多かったケース

まず今回よく見かけたり強く印象に残ったケースを改善案と共に紹介します。

基地航空関連

今回は基地航空関連が非常に多かったですね。

基地航空隊を出す「場所」を間違える
「ボスに出すはずが道中に出した」「ボスと道中に出す基地が逆だった」等々

基地の「制空値調整」をミスる
基地が劣勢や均衡で当てなきゃいけないのに当たってない、等
難関海域ほど「基地の制空削りありき」で組んでる場合が多いので要確認ですね

「出撃札」の掛け間違い、編成間違い
・「出撃」にするはずが「休息」に
・「熟練度付けで替えた編成を戻し忘れ」
・「出撃したつもりが防空になってた」 等
疲労抜きした後とかにも自分もやらかしましたし、よく見かけました。

「行動半径」が足りない
今回は「大艇無しではボスに届かない」ケースもあったので、単に大艇が足りなかったり、
同じ陸攻でも行動半径を勘違いしたり等々、行動半径でやらかす人を地味に見かけました。

そもそも基地航空隊を「出し忘れ&補給忘れ」
毎度お馴染み。補給忘れは自分も毎イベ必ず10回はやります。

備考や対処法など
以前は関係ないとされていた陸攻の熟練度がダメージに影響する事が分かり、
陸攻の熟練度付け直し作業などが増えた結果、札の替え忘れや編成戻し忘れと言ったミスが増えました。

→原因の殆どは「ヒューマンエラー」なので、
対処法は「徹底した再確認」しかないように思います。
あとはきっちり基地航空の削りを含めた制空計算をしておくこと、等でしょうか

夜戦火力不足(1) 「四連装魚雷」の多用


これは「五連装魚雷以上が必須」や「四連装魚雷ではクリア不可能」という意味ではなく
「四連装魚雷でも甲クリア出来た」人は、その分を他でキッチリ詰めています。
できる所で手を抜くと、他に皺寄せが行きます。どこを詰めるかは自分次第です。

回を重ねる毎に甲勲章に要求されるハードルはどんどん上がっていまして、
今までは定番トドメ役だった「雷巡の夜戦連撃でも力不足になりかねない」局面がありました。
言い方は宜しくないですが、煽り抜きで
難関海域に四連装魚雷は「縛りプレイ」や「舐めプ」の域に片足を突っ込んでいる(後期型除く)
と言っても過言ではないぐらいキツいです。
仮に四連装★10だとしても五連装★2とほぼ同等ですし、未改修では尚の事…

E4やE7-1では夜戦突入時に「中破のボス以外全滅」からでも平然と負けました。
そういうケースを見た中では、四連装魚雷をよく見かけた印象があります。
ボス以外全滅まで追い込めて何度も負けるのはやはり「夜戦火力不足」かなと

対処法など
基本は「事前準備不足」と言えます。対処はベタですがこの辺りになると思います。

・十分な数の五連装(★4↑)以上の魚雷を準備する(改修は雷巡牧場無しでも可能)
・(夜偵込みでの)夜戦キャップを意識して積む

五連装以上の魚雷の数は私の場合「阿武隈に2+CI駆逐に3x2」で8個。
これに自由枠の重巡系や雷巡などに2~6個ぐらいで『最低10個、目標14個』程度と見てるのですが…少ないですかね?
四連装からの更新か大北牧場かはネジとの兼ね合いで。

何より第2艦隊(夜戦)の強化にダイレクトに繋がり、「投入するネジに対するリターン」が素晴らしく、
非常にコストパフォーマンスに優れているので「穴を塞ぐ」という観点からも非常に重要です。


夜戦火力不足(2) 「夜偵軽視」

今回は「夜偵を積まない」 事による火力不足に泣いたケースも目立ちました。
『夜偵を積まない』のと『夜偵を積めない』のとは違います。
例えば連合第二が「阿武隈+雷巡2+秋月+魚雷3駆逐+瑞鳳」など、
物理的に夜偵が積めない編成のリスクをどうケアするか、等は
今後の編成を考える上で重要だと思います。

原因
推測ですが17秋E4のラストで、払暁戦の仕様から夜偵を使わない編成がテンプレ化した影響があったように思います。

またボスが非常に硬かったために特効艦の採用率が高く
・瑞鳳改二乙に夜間機+夜スパナ
・補給艦+洋上補給
・鳥海に副砲x3+魚雷
等が流行し「夜偵を積む場所に苦労するケース」が多かったです。

基本的に艦これでは「前イベで重要だった艦や装備の評価が急激に上がり、相対的に他が軽視される傾向はあります。
これらが結果として夜偵の採用率が下がる一因になったように思います。

対処法
編成面での要改善ポイント」として(改修は事前準備に属しますが)

・夜偵の重要性を再確認する →やはり「全体に掛かるバフ」は強い
・夜偵の発動率を少しでも上げる →夜偵複数積む、Lvの高い艦に載せる、等
・索敵面から夜偵の改修は(甲でやるなら)1つは叩いておいた方が良いでしょう。
(夜偵発動率は上がりませんが)

もちろん夜偵無しでクリアした提督も今回沢山おられますが、
基本的に夜偵や夜戦装備を積めるなら積むに越したことは無いはずです。
それについて下記のコラムで書いています。

【コラム】重巡と夜戦キャップについて
「E7-1での連合第2艦隊」で一部で流行っていた、
1.「鳥海改二に副砲x3+魚雷」
2.「妙高改二に3号砲+魚雷2(+見張員)」
辺りの構成について考えてみたいと思います。(いずれも運未改修と仮定)
(再現画像は改修甘々ですがそれぞれ脳内補完お願いします)

1.鳥海改二に副砲x3+魚雷のメリット
(史実補正込みで)夜戦連撃で夜戦キャップと同等以上の火力になるという強みがあり、
・他に「瑞鳳乙+夜間機」やCI艦など大火力のトドメ役が不足してる
・他に夜偵や照明弾を積む場所がある
等の場合には有用だったと思います。

2.妙高改二に3号砲+魚雷2(+見張員)のメリット
改修次第ですが夜偵が飛べば魚雷2本で夜戦キャップに届くのが強み。
CI自体の命中率が高く、CIが発動した場合には、3号砲の夜戦命中補正は殆ど影響がありませんが、
夜偵が飛ばない時やCI不発時の火力や命中面のケアが出来ます。

考察
いずれも夜戦キャップに届き、フィニッシャーを任せられる火力艦ですが、
夜偵や照明弾を載せる場所に苦労するのが悩みどころ。
メリット・デメリット両方あり、一概に沼要因とまでは言い切れません。

ただ鳥海のケースは、他に火力艦が居ない場合は別として、
E7のようなCI艦を多数並べる事が多い対ボス編成の場合には、
「主主+夜偵+照明弾」など夜戦装備を優先した方が良い気がします。
一応は弾着も出せるので昼火力にもそれなりに期待できますし。

妙高のケースは4スロ目に夜戦装備を積んだり、「魚雷2+見張員+夜偵」などもできます。
いずれの場合も夜戦装備より3号砲を優先するメリットは薄いのではないでしょうか。

いずれも今回の冬E7において、また汎用性の面で、
「条件次第では有用な次善策」の域に留まるように思いました。

その他

第二軽空母を外しての制空取りこぼし
危険度【大】。今回は瑞鳳改二乙が大流行した影響で、瑞鳳入れて試行錯誤の後、
瑞鳳を外す際に制空補填をし忘れるパターンが多かったです。
道中などで「敵が通常艦隊の場合には第二軽空は制空争いに参加しない」という点は要注意でしょうか。
ヒューマンエラーが主ですが制空計算もしっかり

潜水パージの劣化コピー、アレンジでハマる
【参考資料】
E6の戦艦4潜水パージ編成を解説する
http://ch.nicovideo.jp/Ki_puzzle_KanColle/blomaga/ar1405605

E6で多発。潜水パージ編成はイベ中に結構拡散したのですが、記事内で釘をさしているにも関わらず
「水戦の数が足りない」「潜水艦の高速化を忘れる」「基地航空の拮抗調整をしない」等でハマる等々がありました。
ヒューマンエラー編成ミスでしょうか。
 注意書きはよく読みましょう。安易な編成アレンジは危険です。

水上戦闘機(水戦)の不足
危険度【大】 ↑と絡みますが、水上戦闘機の数や質が足りず、本隊で狙った制空状態を取れないケースは今回も散見されました。
17夏以降、甲以外の難易度でも水戦はあった方が良い場合が増えていますし、
まずは水戦8つ以上を目標に。その後は徐々に「二式水戦改」以上のものに切り替えたいです。
事前準備不足と言えます。制空を直接左右する水戦の準備は入念に

甲標的を載せない雷巡
攻略ブログやリスナーの助言と「夜戦火力は必要=雷巡外せない」
という固定観念の狭間で苦しみ、試行錯誤と迷走の末に…というパターンでしょうか。
編成ミス。「何故、その艦を、その装備を使うのか」は冷静に考えましょう

洋上補給4個
沢山積めば良いというわけでは…
補給艦の高速化が必要な場合もありますし、大抵は2個あれば十分でしょう。
意外と「1個積みでも弾薬ペナだけなら回避できる」場合は多いので、
1個積んでダメコン&高速化など、いろんなやり方はありそうです。
(燃料ペナ回避こそが重要と考える提督も多いですが)
編成ミス。特別な理由の無い限り洋上補給は1~2個で。
洋上補給は同時に3つまでしか消費しないという事をこのお陰で知りました。

瑞鳳の夜スパナ間違い
「夜間作戦航空要員」系統ではなく「熟練艦載機整備員」を積むミス
もちろん夜戦行動不能です。類似例で司令部と遊撃司令部の間違いもありました。
後者は大破進撃からの轟沈が絡むのでより注意が必要です。
→こちらも原因はヒューマンエラーなので要確認

7-2で雷巡2で索敵逸れ
第2艦隊に雷巡を増やすと偵察機を積む場所が減るので索敵値は低くなり、
軽巡枠に阿武隈を使っている場合などは更に索敵値は伸びづらくなります。
「雷巡を増やし索敵ケアしない場合に逸れる」系の索敵トラップ?が最近多いかも。
編成面の問題。夜偵や観測機を積む場所を考えた編成を組みたいです


摩耶が主主偵+対空機銃
摩耶が夜戦サポート+対潜2人+雷巡2隻
(夜戦サポート摩耶=高角砲+夜偵+照明弾+探照灯+穴機銃など)
殆ど火力面に期待できなくなります。いずれも「別に摩耶でなくても良いのでは?」と。
編成面の問題
 摩耶には替えの効かない仕事を任せたいです。そうでなければ他の艦で良いかと。
 ただし夜戦連撃捨ててしまうほどの完全対空特化はリスキーなので慎重に。

夜戦における連撃とCIとの誤認
「主副副魚」の鳥海を最後尾に置いて単発攻撃になり「5%の連撃失敗を引いた」と誤認しているケースを確認しました。
主+魚のカットインは「1.3倍」で、副+副による連撃の「1.2倍」より優先されるので、この場合は主魚CIが発動します
編成面の問題。夜戦CIや連撃の発動条件はしっかり確認しましょう。

陣形選択ミス
主に警戒陣のせい…でしょうね。通常艦隊時は警戒陣と単横陣などの押し間違いが増え、
連合艦隊時は↑の影響で第一と第四陣形を押し間違える等が多発しました。
→こちらも原因はヒューマンエラーなので要確認。特にボス戦での陣形選択ミスは致命傷になりかねないです。

複合型の一例

練度や改修が結構ガチな提督さんでも小さなミス等が積み重なった結果、酷く沼るというのは良くありますし、
幾ら基地航空や支援や昼戦での結果が良くても、夜戦で割と簡単にひっくり返ります。

主な原因と思ったのは、覚えている限りでは
・運改修済みの艦を殆ど採用していない
・第2艦隊最後尾に対潜装備の駆逐艦
・瑞鳳をコンバート改装して、初期化した近代化改修の餌が足りず、
 攻略真っ最中に空母レシピガン回し など

特に「戦力として計算してない」という理由で対潜駆逐艦を最後尾に置いてましたが、
先に割合ダメージ入ってれば勝てたのでは…というケースが少なくとも2度はありました。
イベントでは毎回このような割合ダメージ軽視の沼が頻発します。
「最終的にクリアできてるなら良い」と言われればその通りですが、
練度や装備改修の度合いが見劣りする我々のような中堅提督が同じ轍を踏むとシャレにならない泥沼にハマりかねません。

→カットイン艦の運改修をしっかり行う(事前準備不足)
→低火力艦の割合ダメージを軽視しない(編成面の問題)
→ボスにトドメを差しやすくなる打順(編成面の問題)
辺りはしっかりとやりたいです。
攻略中の開発といえば、過去には「陸攻レシピのガン回し」や
「(何故か艦これ改の)紫雲開発レシピをガン回し」などのケースもありました。
資源にかなり余裕がある場合は良いですが…






実例と改善案(2) 毎回良く見かけるお馴染みのもの

既出系のもの

こちらは毎度恒例となったものを中心に。
航空優勢取れて「ラッキー」
危険度【重大】 毎度お馴染みですが制空は祈るものではないです。
編成面の問題。きちんと制空計算機叩きましょう

(特攻無しの)秋月型第2艦隊2番艦でダイソン撃ち漏らし
特攻がある場合は別ですが、無い場合にはダイソン撃ち漏らしが怖いです。
実際その後しっかり撃ち漏らしたダイソンに攻撃吸われまくって敗北という結果に。
編成面の問題
 随伴潰しは重要です。できれば行動順が残っている艦を潰せる並びに。
 第2の2~3番艦は敵の残存2~3番艦を殴った時に落とせる艦を置きたいです

ギミック解除で遊撃司令部積まない
ボスマスや特定マスでのS勝利が必要ないなら司令部を積まない手は無いでしょう。
ヒューマンエラーまたは編成面の問題
 ギミック解除のような「道中突破最優先」の時は基本的に司令部は積むべきでしょう。

コンバート改装で近代化改修リセットされるのを知らない
上にも書きましたが、知らない方もおられるようで要注意かもしれません。
→こちらもヒューマンエラーまたは編成面の問題…でしょうか。
コンバート改装で近代化改修はリセットされます

バフ隈+秋月型+鳥海に「主副副+照明」
バフ隈=阿武隈に甲標的+探照灯、照明弾、夜偵など
先制雷撃に夜戦サポートにデコイ…と欲張りすぎた結果、器用貧乏になってしまう例。
先制雷撃の威力にも、昼戦&夜戦火力も、随伴潰しにも期待しづらくなるのであまり推奨されないです。
当然他で夜戦火力が足りているなら良いですが、それなら夜戦装備分担して阿武隈にもある程度火力持たせては?となります。
これに加えて夜戦火力の低い秋月型+鳥海に「主副副+照明弾」等の場合、
他の艦次第とは言え流石に「トドメ役」が足りなくなるのではないかと。
編成面の問題。「誰がボスを倒すのか」は常に考えておきたいです

難関海域でフィニッシャーに夜戦連撃
↑と被りますが、今回はこのパターンが結構多かったです。
今までは「雷巡は連撃でもトドメ役OK」でしたが今回は結構厳しかったですし、
副砲連撃の阿武隈にトドメを任せたケースもありましたが流石に厳しいでしょう。
編成面の問題。トドメ役にはボス装甲を抜ける艦を置きたいです。

「さっき同じ編成でボス行ったじゃん…」(索敵逸れ)
索敵の「しきい値」にはランダム域があるので、「一度ボスに行けた編成」でも確定域に届いてなければ逸れる事があります。
その索敵確定ボーダーは大抵の場合、イベ終了まで分からない事が殆どです。
このケースでは何の対策もしないまま出撃を繰り返していました。
事前準備不足編成面の問題
 準備段階での索敵対策は「偵察機(や電探)の改修」、編成面では「的確な索敵(装備)の積み増し」などでしょうか。

阿武隈三連装魚雷→ラス前秋月→最後尾に対潜の電
誰がボスを倒すのでしょうか…という話になります。
事前準備不足編成面の問題。打順、装備、運改修…等々はしっかりと

運未改修の妙高改二に「主+魚+魚+見張員」
上のコラムにも書きましたが、妙高改二は(夜偵が飛べば)改修次第で魚雷2本で夜戦キャップに届くので、
CI発動率上昇を狙って主砲よりも夜戦装備を積む方がモアベターと思います。
編成面の問題。CI艦はなるべく夜戦キャップとCI発動率を意識したいです

妙高改二に「3号砲+魚+魚+α」で主砲を載せる理由
この場合の妙高改二に主砲を載せる理由は?と問われた場合
「夜偵不発時の火力キャップ維持を見る」等なら良いですが、「3号砲の夜戦命中補正に期待」では不正解に近いらしいです。(魚雷CIの命中率は十分あるため)
これは私もずっと勘違いしてまして、冬イベ中に教えて貰いました。
→こちらも編成面の問題。CI艦の装備は夜戦キャップを意識した積み方にしたいですね

第2艦隊が殆ど夜戦連撃艦
前述の話と絡みますが、今回のような相当堅いボスの場合、装甲破砕ギミックのあるボスや特攻艦でも無い限りは、
夜戦連撃ではたとえ雷巡であろうともそうそう簡単にボス装甲は抜けません。
ましてや重巡や軽巡、高速戦艦の連撃では推して知るべしです。
事前準備不足編成面の問題
 堅い事が分かっているボスにはしっかりとCI艦や特攻艦を準備しましょう

運改修を怠る
こちらも毎度恒例。運30前後やそれ以下の随伴艦でCIを狙うのは相当厳しいです。
運改修の優先度は人それぞれとは言え、効率重視ならやはり阿武隈改二を。
次いで他のCI艦を優先して運改修(51を目標に)しておきたいところ。
事前準備不足。運改修は高火力のCI艦を中心に抜かりなく

ギミック条件見落とし
指定マスでの勝利や到達、基地防空、輸送や戦力ゲージの破壊等、
条件を満たしたはずなのに母港帰投時ギミック解除音が鳴らないケース。
大抵は思わぬ所を見落としてます。
→多くはヒューマンエラーなので要確認。稀にバグの可能性もあります。

司令部積み忘れ、ダメコン積み忘れ
前述の「遊撃司令部との司令部積み間違い」も含め、大破進撃&轟沈が絡むので危険度は【重大】です。
→こちらも殆どはヒューマンエラーなので要確認

遊撃部隊7隻目大破に気付かず大破出撃で轟沈
秋イベに引き続き冬イベでも発生しました。こちらも危険度は【重大】
できればUIを改善して欲しいところですが。
→やはりヒューマンエラーというしかなく要確認ですが、結果が重大なだけに…

支援艦隊出し忘れ
こちらも定番。派生で「決戦支援と道中支援の艦隊が逆」などもあります。
3重キラ付けや間宮・伊良湖の後にやらかすと精神的ダメージが大きいです。
→こちらもヒューマンエラーですね

札の付け間違い
取り返しがつかないだけに危険度は【重大】
個人的には「お札を剥がすイベ期間限定の長時間遠征」があっても良いのでは…と
→これもヒューマンエラー。海域初出撃時などは慎重になりすぎるぐらい慎重に。

旗艦に夜戦連撃→随伴に運未改修の霞で主主魚
トドメ役不足なのもあったでしょうが、基本的には旗艦の「CI発動率ボーナス」は可能な限り活用すべきだと思います。
編成面の問題。運改修未完了艦のCIは旗艦ボーナスを有効活用したいです

ラスダンで司令部
こちらもお馴染み。ラスダンでは道中突破率よりもボスを倒し切る火力優先でいきたいです。
編成面の問題。

テンプレ編成の劣化アレンジ
テンプレ編成を再現しようとして、微妙に装備の数や質が足りない場合、
「火力はある程度犠牲に出来ても、制空や索敵を削ると致命傷になりかねない」
ので要注意です。ここを間違えて「常時火力全ツッパで沼る」というケースが頻発します。
編成面の問題。制空は特に妥協が許されない事が多いです。

安易な空母の艦戦キャリア化
しっかり準備や制空計算をすれば艦攻や艦爆を載せる余裕があるにも関わらず、
制空計算を怠ったり、艦戦等の改修や事前準備が足りなかったり、勘違い等で空母が艦戦キャリア化するケース。
あくまで傾向としてですが空母1隻キャリアはまだしも、軽空母2隻キャリア等は手数が不足しがちになります。
ただし、一応昼戦で行動可能な航巡/一部重巡の水戦キャリア等は別な話です。
編成面の問題事前準備不足
 制空計算はしっかりと。戦爆CIもありますし可能なら攻撃機は積みたいです



誤った助言に流される

SNSや配信で良くありますが誤った助言に流されるパターンです。
意図的なものかはさておき、現在の艦これは複雑過ぎる事もあり、最近のイベントでは良く見かける気がします。
私も知識面では良くガバるので、偉そうなことを言えた立場じゃありませんが、
これはある程度自分の事を棚に上げてでも触れておくべきと思いました。

結論から言えば
「甲クリアを目指しているなら実際に甲でクリアしている提督の助言を参考に」
という至極単純なことです。

「実際に甲でやらなければ分からない事」は間違いなくあります。
代表例としては「索敵」が挙げられます。制空と違って索敵の場合、多くはイベント終了時までボス確定ラインの正確な数値は分かりません。

冬イベでは索敵関連は緩かった印象ですが、逸れ事例は結構ありました。
索敵事情は提督によってバラバラなので、甲の索敵のキツさは実際に甲でやらないと殆ど分からないです。
過去には甲未プレイ提督の「索敵機改修否定&索敵軽視」を鵜呑みにした人が、17秋E4のZ6マスに辿り着けず手酷く沼った事例も観測しています。


「甲での攻略情報不足」も当然あります。
例えば今回のE7-1の軽空2編成で、道中の新潜水姫対策のため
軽空母に敢えて装甲を抜かないよう爆戦系を積み、瑞鳳乙の先制対潜等と
軽空母の割合ダメージで潜水姫を中破に追い込み閉幕魚雷を防ぐ
という方法がありましたが、これを知らなかった甲未プレイの方が
「ボスまでに爆戦枯れるのに何で?艦戦キャリアで良いだろ」と言ってる事例もありました。


また「夜戦連撃が(火力+雷装値)201で火力キャップ到達と誤認するケース」
も見かけました。夜戦キャップ到達が201なのは魚雷CI(1.5倍)等の場合で、
夜戦連撃は1.2倍なので基本的には250必要になります(連撃/CI補正後の攻撃力が300必要)
画像の例ですと連撃の北上はキャップ未到達、魚雷CI北上はキャップ越えです。

甲に挑む本人が「その編成にする理由」をしっかりと分かっていれば良いのですが
漠然とテンプレ編成等を参考にしている場合、誤った助言にあっさり流されるケースは良くあります。
「E7甲?自分の編成要りますか?自分丙ですけど」がネタになったのは昨夏イベだったかと思いますが、
恐らく熟練提督の方々が想像しているよりも現在の沼の底はずっと深いです。

編成面の問題判断ミス
「的確な助言を貰える」アドバイザーと繋がりがあると非常に有利になります。
甲難易度は「経験とノウハウの蓄積」がモノを言う場面が多々ありますし、
 「仕様への理解と甲難易度の理解」は必ずしもイコールではありません。



実例と改善案(3) 失敗の「芽」になりそうなもの

失敗例とまでは言えないケース

こちらは「失敗例や失敗要因」とまでは言えないものの、意図を理解しないまま使うと危険なケースや
人によって判断の分かれるケース、メリットが少ないと思われるケースなどを中心に紹介します。

不利ージア
3回連続ボス戦T字不利→1回置いてまたボスT不利…でしたっけ。
BGMが「フリージア」だったから…というコメントネタは面白かったですが。
編成面の問題…?
「たかが10%」か、「されど10%」か。本記事では「穴を塞ぐ」という観点からT字不利回避を重く見ましたが、
空母スロットや他の部分との兼ね合いなどで、彩雲を積むか積まないかの判断は提督によって意見の分かれるところです。

瑞鳳乙に5N、3D、3N、夜スパナと積む
1スロ目の熟練度CLボーナスが無くなるのは避けた方が無難と思います。
(夜間機は昼戦での被撃墜率が違うとかはあるんでしょうか?自信無し)
編成面の問題。夜間機とは言えスロットはちゃんと積んだ方が良いかな…と

射程を伸ばせばヌ改を封殺できるという謎理論
確かに射程が伸びて先に殴れるメリットはありますが、タゲが特定の艦に向く保証はありませんし、射程を伸ばすデメリットもあります。
編成面の問題
射程を調整できる準備は重要ですが、常に伸ばせば良いわけではないです。
ただし射程を調整している人は「何かしらの意図があって」やっている場合が殆どですので、
編成を参考にする場合は可能な限り射程も合わせた方が良いでしょう。

増設穴の過剰な出し惜しみ
特に「低速艦の高速化」は編成の選択肢が増えますし、女神は実質増設穴とセットで運用されます。
任務やイベント報酬でもそれなりに入手可能ですし、増設穴で使える装備品も徐々に増えてきています。
在庫があるのに過剰に出し惜しみして苦戦する事例も幾つかありました。

ただし増設穴は課金要素なので意見が分かれるでしょう。
古株提督は報酬分だけでも結構な数を持っていますが、後発勢は報酬分だけでカバーするのは難しいでしょうし。
→(強いて言えば)編成面の問題

資源、バケツの備蓄不足
冬イベは過去イベと比べてもかなり資源面に厳しかった印象です。
私も最終的には自然回復圏内まで削られましたし、可能なら事前に貯めておきたいです。
ただバケツは例外として、自然回復圏内での運用に慣れている方の備蓄は多少優先度低いでしょうね。
事前準備不足。特にバケツ備蓄はしっかりと

女神搭載とは言え第1艦隊に大破3隻でボスマス特攻
女神カウンターは決まれば鮮やかですが…あまり欲張ると、
しっかり女神発動して徴収された上にボス不在の敵第2艦隊と夜戦なんてオチに。
判断ミス。安易な女神カウンター期待はあまり良い結果をもたらさない事もしばしば。判断は慎重に

まとめ

いつにも増して「ヒューマンエラー」が目立ったイベントだったように思います。
回数を重ねる度に甲のハードルが上がっているのは確かなので、着実に準備をしたいところですね。


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